新型インフルエンザ・ウイルスより、もっとはるかにこわいものが実はあります。
実は、医療の医専門家たちが、くさいものにフタをしてしまって、わざと、その問題にふれることを避けているかのようです。
もっとこわいのは、人間が作った抗生物質のため、それに対応するべく学習し、どんな抗生物質を使っても死ななくなってきている、強力な耐性をもってしまった結核菌の方でしょう。
人間が、自分たちで、細菌をモンスターにしてしまったようなものです。
生命というものに対しての認識が甘いのだと思います。
細菌だって、なめたものじゃない。
細菌だって、生きています。
ですから、なんとか生き延びるために、学習し、それに適応しようと自分を変えていくのです。
ある地方の大学病院の外科医が、おしえてくれたことですが、高齢の患者さんが、結核になってしまった場合、今の結核菌は、もうほとんどの抗生物質に耐性をもってしまって、効く抗生物質は、もうあと1種類しかないのだそうです。
しかし、それを使って耐性菌ができてしまうと、もうまったく打つ手がなくなり、完全にお手上げとなるため、使いたくても使えないのだそうです。
すなわち、目の前のお年寄りは、やむをえず、見殺し、というわけです。
金にものをいわせれば、なんとでもなる米国では、どうやらその残りの抗生物質もすでに誰かに使ってしまったらしく、もし、それにも耐性を持つ結核菌が出現したら、もう打つ手がないことは、一般にはほとんど知られていないが、実は知られざる大問題なのだそうです。
私には、新型の豚インフルエンザの問題よりも、いかなる抗生物質にも死ななくなりつつある、人間自らがモンスター化してしまった結核菌の存在のほうが、大問題のように思われるのですが。
WHOは、なぜ、この問題は言及しないのでしょうか。
一国を揺るがすような巨大な製薬会社の製薬の利権が陰で巧妙に絡んでいる、この医療という世界の国際的な情報操作は、一筋縄ではいかないようです。
皆さん、生命の知恵を磨き、「自灯明」となるべく、かしこくなりましょう。
たとえ、どんなにもっともらしい権威に対しても、論理的に考えて、おかしいことはおかしい、「王様は裸だ」と見抜ける洞察力を磨いていきましょう。
一度しかない自分の大切な生命と、大切な家族と友人たちの命をしっかりと守るために。