このブログは、おもに経営者とその家族の健康管理と「命もうけ」の知恵に役立つような、目からウロコの発想や情報を、わかりやすくお伝えするのが目的です。
ある長期生存を誇るがん患者の会の会長がいっていることですが、がん患者の会の会合があるというと、それを耳にしたさまざまな健康食品業者が来て、自社の健康食品が、いかにがんに効能があるか、という説明を得意げにするそうです。
そこで、その自らもがん患者だった会長さんは、そういう業者の方に、次のような質問をするそうです。
「なるほど、おたくの健康食品が、いかにがんに効くか、その効能について、うかがいました。ところで、その健康食品を摂った100人のがん患者がいて、何人の方が今でも生きていますか?」
この質問に、はっきりと答えられた健康食品業者は、今まで皆無だそうです。
「その健康食品を摂った100人のがん患者のうち、5年以上生存された方が何人いますか?」
こういう質問だと、もっとはっきりするかもしれません。
同様に、がん患者に、抗がん剤を当然のように使う医師に、同じようにたずねてみてください。
「この抗がん剤を使った100人の患者さんのうち、現在も生きている方は、何人いますか?この抗がん剤を使った100人のがん患者のうち、5年以上生存した方は、何人いますか?」
これも、はっきり答えられないはずです。
もし、まことしやかに、はっきり数字を出して答えてきたら、相手が素人だと持って、その医師はウソをついているのでしょうね。
健康食品にせよ、抗がん剤にせよ、「がんに効く」という、うたい文句が、いかに不確定なものでしかないことを、しっかり、肝に銘じておく必要がありそうですね。