2011年04月12日

心洗われるようなメッセージと歌5

ある友人のfacebookのおかげで、チェルノブイリ原発事故の現場から3.5kmという近距離で、6歳のときに被曝したウクライナの女性ナターシャ・グジーさんのメッセージと歌を、Youtubeで見つけました。


実際の原発事故を体験した者が語る言葉の重み。


そして、彼女が祈るように、心をこめて歌う「千と千尋の神隠し」の主題歌、「いつも何度でも」。


聞いていて、ただ涙があふれてきました。


こんなに奥深い意味のある歌詞とは、あらためて驚かされました。


これはチェルノブイリとヒロシマをテーマにして、広島の原爆記念日、おそらくは2008年8月6日に放映されたTV番組のようです。


あたかも、まるで今回の原発事故に向けたようなメッセージの内容であり、不安や恐怖におののく福島の避難者の方々をなぐさめ、勇気づけるような歌みたいに聞こえてきます。


皆さんも、是非、ご覧ください。






  

Posted by otsukako at 00:14Comments(5)TrackBack(0)

2011年04月03日

生命の力と意味の再発見

  
 大地震や津波で、一瞬にして家屋や家族を失い、命がうばわれてしまう。

 そして、ますます状況が悪化していく原発事故による放射能汚染。

 まさにわれわれの人間の生命が現実の危機に直面しており、その尊厳と意味があらためて問い直されるべき時期に来ているようです。

 こういう現実に、真正面から立ち向かわなければならない私たちみんなに向かって、2つの言葉を贈ります。

 治る可能性は500人に1人と医師に言われたような難病にかかりながらも、それを自力で見事に治癒させた、米国の有名な文化人、ノーマン・カズンズの言葉です。

 彼は、広島・長崎の原爆投下では、原爆の被災地を取材して現場のたいへん悲惨な状況を目の当たりにして、ひとりの人間としてひどく心を痛め、まっさきに救済基金を作り、被曝者の治療と救済に当たった米国人の良心の象徴ともいえる、きわめてまれな人間でした。

 実際に、彼は、原爆でひどいやけどを負い、孤児になってしまった日本人の少女を養女としてひきとり、自分の家族として分け隔てなく育てた人物であり、実に心の大きな人間でした。



「 生命力というものは、
  地球上でもっとも理解されていない力なのかもしれない。 」

                       −ノーマン・カズンズ



「 我々は、生命の神秘を解明できないかもしれないが、
  しかし一つのことは確実に我々の能力範囲にある。
  我々は今よりもっと人間の生命を大切にすることができる。 」

                       −ノーマン・カズンズ



「 人が自分の生涯と業績とをふりかえるとき、
  たとえ少数にせよ、若干の人たちに、
  人類に属していることを本当に誇りと感じさせ、
  さらにその誇りにふさわしい者になりたいという
  熱望を抱かせた思いがあれば、  
  人生それ以上の満足は考えられないだろう。 」
       
                       −ノーマン・カズンズ



  
Posted by otsukako at 05:47Comments(4)TrackBack(0)