つい最近のことですが、タイの厚生省が、WHO(世界保健機関)の新型インフルエンザに対する姿勢に、とうとう意見するようです。
WHOが、まるでむやみに世界の人々の不安や恐怖をかきたて、人々に精神的なパニックをひきおこすような、新型インフルエンザに関する発表をするので、タイの厚生省は、むやみに人々の不安を掻き立てるような伝達のしかたを、もっと考慮して行なってほしいし、パンデミックの定義も、再検討する必要があり、病気による死者の数などをもっと考慮したものにしてほしい、と、意見を述べるようです。
タイの厚生省、なかなかいい正論をいうつもりですね。
本当は、日本あたりが、こういう世界に対するリーダシップをとり、バランサー役をするべきなのですが、なさけないことです。
これくらいのことは、相手がWHOだろうが、世界中から言うべきだと思います。
実際、3月すでにあったらしい総会では、世界各国からWHOの発表姿勢に対して抗議にも似た意見が多数あったようです。
となると、うれしくなって、ついタイ厚生省をほめてしまいましたが、あの国は、まわりの状況に合せてイエスとノーを使い分ける顔があるので、単に他国の動きを見ていて、自分たちも、その状況の流れに遅れをとって国内から批判を浴びないように、あわてて、他の国の意見に便乗して、そうするだけなのかもしれませんが。
けっこうタイという国は、まわりの顔色を見て、かなり日和見的な行動をとる傾向が強い国ですからね。
でも、この前のブログで、私が単にでたらめをいっているわけではないことが、おわかりいただいたいたのではないでしょうか?
皆さん、よく物事を見て、自分の頭でよく考えて、あえて勇気を持って、どんなにもっともらしい権威であっても、「王様は裸だ」といえる気概を持ちましょう。
たとえ国連機関であってもです。
国際的な情報操作かもしれないパニック報道に惑わされないように!
Be a Good Thinker !
かしこく考え、かしこく自分たちの身を守りましょう。