タイの首都バンコクのど真ん中に、ブンルンラッド病院という私立の病院がある。
ここには、その評判を聞きつけて、世界150カ国から患者さんが集まってくる。
なぜかといえば、5スターの病院といわれるほど、ホテル並みの行き届いたメディカル・ケアや医療サービスが受けられるからである。
米国の医療機関でトレーニングを受けてきた腕の立つ優秀な医師たちの存在もさることながら、一流の医療設備を誇りながら、とても親切で、あたたかみのあるスタッフの対応が、高い評判となっているようなのだ。
ホスピタリティのある医療サービスとは、実際に、どういうものなのか、大いに参考になる事例だと思う。
タイの一般的な病院と比べれば、高額だが、米国の目玉が飛び出るように高い医療費から比べれば、かかる治療費は、手術やその他の治療費と快適なホテルのような入院費用を含めても、だいたい米国でかかる費用の5分の1以下ですむようなのだ。
そういうところが魅力となって、技術を誇り、高額な割には、かならずしもサービスの質がよいとはいえない米国の医療を逃げ出した患者が多く利用するようになってきている。
高くて不親切な米国の病院よ、さようなら、というわけである。
たとえていうと、米国の国際線のフライトの機内サービスを思い出してみれば、米国のサービスといわれるものの質が、いかにホスピタリティのない、雑でレベルの低いものであるかは、想像がつくのではないだろうか。
米国の高度な先端医療技術は評価できても、米国のあまりに高すぎる医療費は最悪で、決して、他国が絶対にマネをしてはならないものだろう。
参考までに、Bumrunrad Hospitalの情報をYouTubeで、読者の皆さんにお届けします。
ただし、英語のままですので、あしからず、申し訳ありません。