このブログは、おもに経営者とその家族の健康管理や「命もうけ」の知恵として生かせるような、目からウロコの情報や発想を、わかりやすくお伝えし、「備えあれば、憂いなし」のいのちの知恵を養っていただくことを目的としています。
まだ、肌寒い日も続いているようですが、いよいよ春をむかえようとしています。
ニュースでも伝えられているように、いよいよ花粉症のシーズンに入っていきますね。今年は、花粉の量は、以前より少ないようですが、花粉症の人には、症状が出るには十分の量だとのことで、また、いろいろニュースに脅かされて、花粉症のある方々は、いや〜な気分になっているのではないでしょうか?
今回は、毎回いやな花粉症の症状が、いつもより、すこしでも軽くラクになるようなポイントを書きます。
ニュースでも、どうしても花粉症を、花粉のせいにばかりしていますが、このブログの中で何回も触れているように、
花粉に免疫系が異常に過敏なアレルギー反応をしてしまう人たちの体質の問題がいつも見落とされていますね。
実は、花粉症対策については、2005年の
5月と
6月に書いた私のブログに、すでに、けっこうくわしく書いてありますから、くわしくは是非、そのバックナンバーを熟読してくださいね。
なぜなら、それを読んだ友人たちから、
「いわれていることは、たしかに思いあたる、たしかにそういうときに症状が悪化した」とか、
「書かれていることを、ちゃんと心がけて、やってみたら、たしかに以前より、ずっと症状が軽くなった」との感想をもらいましたから、いつもより症状を少しでも軽く、なるべくラクにすることには、大いに役立つと思いますよ。だから、だまされたと思って、まず、やってみてください。無料ですから、本当にラクになったら儲けものでしょう?
ただ完治させるためには、根本からじっくり時間をかけて体質改善に取り組む必要があり、手っ取り早くインスタントには行きません。なぜなら、そうなったのには時間をかけて積み重ねてきた原因があるからです。
くわしい解説は、私のブログのバックナンバーを読んでいただくとして、ここに花粉症を少しでも効果的に軽くするポイントを明確に述べておきます。
1.花粉症をおこすアレルギー体質の根本原因となっている、日ごろ摂りすぎているはずの
動物性タンパク質・脂肪を極力ひかえることを心がけ、とくに、
酸化したアブラ、揚げもの、玉子、乳製品(牛乳、チーズ、バターなど)、マーガリンをきっぱりやめて、花粉症シーズン中は摂らないようにする。また、
チョコレート、アイスクリーム、ケーキなどの甘いものや、ポテトチップなどのスナック類、カップラーメンなどのインスタント食品も、季節中はきっぱりお休みにする。
外食は極力ひかえる。どうしてもしかたのない外食の場合は、
和食にする。
2.シーズン中、できるだけ
緑黄野菜やキノコ類(えのきだけ、ぶなしめじ、なめこ、しいたけなど)と海藻類(わかめ、昆布、ひじきなど)や、玄米などの未精白の穀類、果物類を中心とした、やや少食ぎみのひかえめな食生活を心がける。
3.花粉症のシーズン中に摂ると、鼻や眼のところの粘膜を弱め、症状がもろに悪化してしまうので、
アルコール類(ビール、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーなど、すべて)はしばらく、きっぱりお休みにする。
4.自律神経のアンバランスがアレルギー症状を悪化させるため、
規則正しい生体のリズムにかなった生活習慣を心がけ、とくに
夜更かしを避け、睡眠不足を避け、
たっぷり十分な睡眠をとる。
5.鼻や眼を、
2%の自然塩を加えたほうじ番茶で、まめに洗浄する。
6.抗酸化(Anti-oxidant)作用と抗炎症作用を持つサプリを摂る。きちんとした研究データのあるサプリとしては、
ケルセチン(Qercechin)と
バターバー(Butterbur)が有効。
おもしろいことに、
1〜4までの、体質環境という土台を整えることによって、
5〜6が、もっとも効果的にパワフルに作用するんですよ。
ヘドロみたいに汚くよどんだドブ水のようなドロドロ血の体質では、どんなに良いサプリを摂っても、あまり効きません。サプリには効かせ方があるのです。
それには、まず、
内側の環境の土台をできるだけ徹底して変えてしまうのがコツなんです。そうすると、サプリ本来の効きめがよりスムーズに発揮されます。
とくに春先は、いままで収縮していた血管や細胞が広がり、冬のあいだ細胞に定着していた老廃物や体内毒素が、いっせいに血液に溶け込んでくる感じになりますから、アトピーでも、花粉症でも、非常に症状が強く出やすくなってきます。
そういうものをうまく流し、毒消しし、中和し、排出していければ、よい。
ようするに、
花粉症季節をひとつの体質改善のチャンスと考えて、体の大掃除をうまくやるつもりでとりくんでみてください。いやな不快な症状に追いつめられないと、人間なかなか本気で取り組まないですから、体内毒素を洗い流し、体の大掃除をして体質改善に取り組むには、絶好のチャンスなのです。
ピンチはチャンスとはよくいったものですね。
そうしたところで、効果的なサプリは、まずは、昨年すでにご紹介した
ケルセチン(Qercechin)で、タマネギ、緑茶、紅茶、リンゴに多く含まれている成分なのですが、おだやかな抗酸化作用と抗炎症作用のあるサプリメントとして、世界的に有名な米国のアンドルー・ワイル博士の花粉症対策への推薦サプリでもあります。まだ、日本ではあまり見かけないサプリみたいですね。
今年になって、たまたま私が入手したヨーロッパからの情報では、薬草医療の伝統を持ち、ワイル博士も植物医学の先進国として認めるドイツで広く使われていている薬草で、
バターバー(Butterbur) というものがあります。バターバーは、いわゆる
西洋フキのことですが、日本のフキとはちがいます。むずかしげな学術名では、
Petasites hybridus といいます。バターバーという英語名は、ヨーロッパでは、かつて大きな西洋フキの葉で、バターを包んでいたことがあったことが言葉の由来だそうですよ。
世界的に権威のある英国の医学雑誌であるブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal)で発表された研究データによりますと、このバターバーは、花粉症に対して抗ヒスタミン剤と同じような効果があることがわかったようです。
British Medical Journal (BMJ)での Butterbur関連研究論文の和訳あり。かなりむずかしげですが、ご参考までに。
私は、あまりヨーロッパでは生薬として有名なこの薬草のことは知らなかったのですが、幸運なことに、長年の友人でもある
前述のワイル博士が急に最近来日することとなり、博士と会ったときに聞いてみることにしました。聞いてみると、たしかに花粉症や偏頭痛に効果があることが、研究で明らかになったとのことで、
ワイル博士のWebサイトにも書いたというので検索して調べてみました。すると、たしかに論文が発表されるやすぐにサイトで紹介していたようで、博士の情報の速さに驚きました。
科学的なエビデンスがあり、ある程度信頼できる研究データが発表されているサプリは、今のところ、
ケルセチンと
バターバーくらいでしょうか。この2つのサプリメントは、いずれ花粉症のシーズンには、日本でも広くあたりまえに使われるようになるかもしれません。
症状を無理矢理抑えるが、副作用のこわいステロイドや抗ヒスタミン剤は、極力使わないほうが賢明で、まず、
根本の身体環境の自律神経系と血液状態をととのえながら、こういうある程度信頼できるサプリをうまく効かせるのが、コツです。
ことわざにも、
「いっさいの病に、みだりに薬を服すべからず。病の災いより薬の災い多し。」(貝原益軒)
とありますね。
耳鼻咽喉科の医師でさえ、自らもひどい花粉症に悩まされ、全然治らず、眼を真っ赤にしてマスクをしながら、患者を診察していたところ、花粉症治療で訪れた患者さんから、むしろ逆に心配された、というような現実例を知っています。
無料で公開するにはもったいないくらい効果抜群のノウハウなので、このブログを読んで素直にまじめに実行する人は、めちゃくちゃ得をすると思いますよ。
今回は、もう花粉症の症状が出だして困っていた友人に、昨日会ったので、その友人を助けるつもりで、とくに力を入れて書きました。
英語のサイトは、英語を読める人はチャレンジして読んでみてください。専門的でむずかしい、とは思いますが、科学的証拠になるものとしてリンクしておきます。
フー、やっと書きあがった。満足。今回は、とくに力作でしょう?お役立てください!
Good Luck!