2006年02月24日

風邪・インフルエンザの予防しかたのまとめ−とくに子どもたちのために

 このブログは、おもに経営者とその家族の健康管理と「命もうけ」の知恵について、目からウロコの情報や発想をわかりやすくお伝えして、お役に立てていただくことが目的です。

 先回までに、インフルエンザの予防について、逆に、どうしたらインフルエンザにかかれるか、と逆を考えてもらうことで、予防のしかたを理解し、ご自身で気がついていただくアプローチをとりましたが、おもに、大人向けの内容になっていました。

 つい最近、私のブログを熱心に読んでくれている友人と会食したとき、「うちの子も最近、インフルエンザにかかりましてね。へんな小児科医に、家族全員ゼッタイ皆かかるから、と脅かされてきましたよ。あいかわらず、へんな医者も多いですね。」といわれて、そうだ、天候が変わりやすい今、学校などで流行ると、まっさきにインフルエンザにかかりやすい環境におかれるのは、子どもたちだな、と気がつきました。

 そこで、どちらかというと、大人の人を想定してインフルエンザの予防を考えてきたことに補足の意味をこめて、こんどは、子どもたちのことを想定して、予防の仕方をまとめてみることにしました。

実は、専門家によると、ウイルス感染であるインフルエンザは、同じくウイルス感染である風邪の一種と見なす見解もあるようですので、風邪、インフルエンザをまとめて、その予防について、お伝えします。

 子どもの場合は、まず、クラスで風邪やインフルエンザが流行っていることがきっかけになることが多いですが、非常にかかりやすい子どもには、共通する特徴があるようです。

● ゲームやテレビに夜ふかし、寝不足、不眠、よく眠れない

● そのことにより疲れ気味

● 夜更かしした後に、体が非常に冷えてしまった

● お菓子(スナック菓子や、甘いチョコレートなど)やソフトドリンク(清涼飲料水)をあたりまえのように日々摂り、ご飯をしっかり食べず、偏食気味

● 偏食のため、イライラしたり、きれやすい傾向

● ハンバーガー、フライドチキンなどのアメリカンファーストフードが好き

● 野菜ぎらい、食物繊維を含む食物を食べない

● いつも便秘か、便秘気味である
 

 子どもの風邪やインフルエンザで、熱が高く、体力があり、耳が赤いような場合は、たいていが、寝不足と食べすぎと冷えが、きっかけとなるように思われます。 

 ひとことでいえば、生活習慣が乱れている子どもがかかりやすい

 もっと簡単にいえば、夜更かしと食べすぎの場合が多いです。

 また、甘い白砂糖を多く含むものを食べると、白血球が本来、ひとつで12個の細菌を食べる能力があるとすると、甘いチョコレートを食べたとたん、白血球の食菌能力が弱り、なんと2個ぐらいしか食べれなくなるとの報告を、薬理学にくわしい医師のしていたことを想い出します。甘い白砂糖は、白血球の能力をガクンと落とすようです。(どうしても甘みがほしいときは、メープルシロップを使ってくださいね。)

 とても寒い日が続き、風邪やインフルエンザが流行っているときは、予防の秘伝として、ゼッタイ食べ過ぎないようにし、寝不足なくたっぷり眠るだけでなく、以下のものを、大人もこどももいっしょに摂ってください。実は、何気ないようですが、ここからは、実は、袋とじにしたい情報です。

 それは、ひんぱんに「玄米のねぎみそ雑炊(おじや)」を摂ることです。
 
 寒くて、体が冷えたとき、すごく体もおなかもあたたまり、たっぷり長ねぎを入れることによって、その強力な殺菌作用が体をガードします。みそは、腸のぜん動運動を促し、さらに玄米の繊維質は、食べ過ぎて残っている古便を押し出し、腸を掃除してくれます。何気ないようですが、サプリを飲むより、生きているねぎの天然成分をありのままに使う方が強力な力があります。ただし、みそは、天然の自然な古式みそを使ってください。添加物入りのものでは効果が出ません。

 さらに、毎日のメニューから、揚げ物、あぶらもの、肉類、動物性のタンパク質や脂肪、甘いもの、お菓子類をなくし、せいぜい、みかんなどのかんきつ類を果物で摂ります。

 そこへ、にんにく、たまねぎ、長ねぎ、しょうがのような天然の強力な殺菌作用のある野菜を毎日、欠かさず加えるようにします。火を加えてもその強力な殺菌作用は、低下しません。そこへ、大根やえのきだけ、ぶなしめじのような、たんぱく質や脂肪の分解を効果的に助けるものを加えて毎日摂ります。

 このようにちょっとしたことで、体を細菌にもウイルスにも強い、感染しにくい体質環境にしてしまいます。

 効果抜群!

 風邪やインフルエンザが流行っているときに、しばらく焼肉料理はだめですよ。
 逆効果ですから。

 体の中に、ウイルスが感染しやすいどろどろ汚染環境を作っているようなものですから。

 腸の中も、どろどろに汚れますしね。焼肉料理たくさん食べたあとは、くっさ〜いウンコになりますでしょう?

 実は、このような情報を、2〜3年前、SARSが流行ってアジアがパニックだった折に、いち早く華僑の実業家の友人に、なぜ効果的なのか理由も説明の上、メールしたところ、彼が感動して、世界中にいる彼の実業家の友人にそのメールを、およそ5000名に転送しかけたことがあり、つまらない論争を避けるため、あわてて止めたことがあります。

 だから、この情報は、かしこい母親、父親が試して、家族で役に立てていただければ、それでよし。つまらない論争で時間を浪費したくないのです。経験則ではありますが、まじめにやってみれば、体でわかります。

 世界を脅かす鳥インフルエンザだって、かなり高い確率で予防できると思います。

 実は、SARSが流行っているときでも、「この世界の騒ぎ方は、サイエンスではなく文学だ。SARSだって、漢方でも別のやり方でも、うまく対処すれば、こわくないよね。」と、漢方に精通する、ある医科大学の助教授の友人と話しあったことがあります。

 私の好きな言葉に

「小さなちょうつがいが、大きな重い扉を開ける」

というものがあります。

大きな重い扉を力づくで開けようとすれば、非常にたいへんですが、小さなちょうつがいを正しく適切な場所に取り付けることによって、片手でドアのノブを回せば、簡単に開くようになります。

 健康管理において、予防でも、治病でも、まさに、そのような何気ないちょっとしたことが、大きな意味と実際の力を持ってくるのです。

 生命の力とは本当にすばらしいですね。

 そろそろ花粉症が気になりだす季節になりそうなので、次回は、以前書いたことの復習をかねて、花粉症対策について、あらためて書こうかと思っています。 

   

Posted by otsukako at 23:49Comments(0)TrackBack(0)

2006年02月17日

インフルエンザの予防は、どうしたらよいのか?−3

 このブログでは、重い責任を背負い決断しなくてはならないような経営者とそれを支える家族のための健康管理と「命もうけ」の知恵について、目からウロコの情報や発想をわかりやすくお伝えしていきます。そして、実際に自分で考え、ためし、「備えあれば、憂いなし」の生きる知恵として身につけていただき、人生を大いにのびのびと開花させていただくべく役に立てていただくことが目的です。

 実は、皆さんからのコメントを呼びかけたときに、10年以上まえから友人づきあいをしている若手の会社社長が、いつも熱心に私のブログを読んでくれ、ときどき直接メールで感想をくれるので、「是非、コメントに意見を寄せてくれ。」とメールを送ったら、「コメントにチャレンジしてみようかな。」という返事をくれたので、「かたく考えないで、なんでもいいんだよ。たとえば、酔った勢いで、インフルエンザにかかった女の人とキスをしてしまう、なんていう、くだけた感じのものでもいいんだ。自由に発想を広げてほしいね。コメント待っているよ。」というようなことを書き送りました。

 おもしろいことに、自社ビルを若くして一代で建ててしまうほどに事業を成功させたほどのたいした人物ですが、彼からの返信では、「するどいっ!インフルエンザにかかった女と勢いでキスする・・とか、とコメントしようかと思ったのですが。まいった、見破られてしまいました。」ということでしたから、愉快なものですね。ズバリ図星だったせいか、彼からコメントへの投書は結局ありませんでした。

 さて、ここで、インフルエンザにかかるためには「インフルエンザのウイルスにさらされる機会を最大限に増やし、自分の免疫力を大いに低下させるような環境づくりと生活習慣を行えばよい」という、先回指摘したポイントをカギとして、考えてみましょう。

1.インフルエンザのウイルスにさらされる機会を最大限に増やす

 これは、いろいろ考えられますね。ちょっと考えてみましょう。

インフルエンザのかかっている人の中に、マスクもしないで、ひんぱんに出かけていく。
インフルエンザにかかっている人とキスをしてしまう。
インフルエンザの患者さんのした咳をもろに直接吸い込んでしまう。
インフルエンザのかかった人の中にいたあと、うがいをしない。
インフルエンザの患者さんが使った食器をそのまま洗わず、自分も使ってしまう。

などなど

以上のような、機会を最大限に増やす。
 

 いかがでしょうか?こう考えてみると、細菌よりもはるかに微小なウイルスを完全に排除するには、マスクはまったく役に立たないことは事実としても、マスクにより、インフルエンザ患者からの咳によるツバキが直接、鼻の粘膜や口の中ののどから入り込む度合いは、かなりマスクで防げることになりますね。そういう点では、マスクは役に立ちます。 

 また、一見、簡単に思えるうがいも、毎日、外出から帰ったあとにひんぱんに行なうことは、予防として有効でしょう。

2.インフルエンザウイルスに、よりかかりやすくなるように、自分の免疫力を大いに低下させるような環境づくりや生活習慣を行なうこと

 このことを良く考えてみましょう。

 なんといっても、自分の本来の免疫力を低下させてしまう大きな要因は、自律神経系の失調です。自律神経のはたらきのリズムが乱れ、自律神経失調気味になると、免疫系のはたらきが弱り、非常に細菌やウイルスに感染しやすくなります。自律神経のはたらきをガクンと落とすのは、過度なストレス、不眠、などです。

 また、血液の免疫系のはたらき以外に、最近注目されている体表面と粘膜、とくに小腸に多く存在して、重要な免疫のはたらきとして活躍している「γδT細胞群」(ガンマーデルタT細胞群)の活動を低下させるものは、過剰な脂質、とくに酸化した脂質(ようするに酸化した古いアブラ)であるといわれています。

 だから、免疫力を落とすには、どんどん脂肪分を多く含むものを食べ過ぎて、小腸を汚せばよい。すなわち、酸化した油のかたまりである揚げ物、天ぷら、ポテトチップなどだけでなく、こってりした牛肉などの焼肉やあぶらっこい肉料理をバンバンたらふく食べる。その脂肪たっぷりの肉汁に、甘いものをガンガン食べて加えれば、非常に細菌やウイルスが繁殖しやすい環境が体内にしっかりできてきます。そこに粘膜を弱らせるアルコールがんがん飲んで足しますと、これは、ますます感染症にかかりやすい体質のできあがりとなります。こういう食生活をして、便秘気味にでもなればしめたもの。体内にブスブスと腐敗毒素がたまり、再吸収され、ますますウイルス感染に弱い体質が、しっかりできてきます。

 こういうウイルスに感染しやすい体質を作っておいて、寒いなか、薄着でいて、体をとことん冷やしきってしまう、などということが加われば、完璧です。冷えきって血行・血液循環も悪くなり、ますますウイルスが繁殖しやすい条件を満たしてきます。よどんだ水は腐る、とはよく言ったものです。

 ウイルスは、それが繁殖しやすい環境を持ったところに、ちょうどウジが湧くように繁殖して増えていきます。ウイルスも自然の法則にのっとって、ウイルスが繁殖できる環境にのみ、どんどん繁殖していきます。

 おもしろいもので、ふだんは体表面で、体に入れてもいいものかどうかを、しっかり見極めて区別してくれている樹状細胞が、ストレスや飲食の不節制などの影響で、自律神経が弱り疲れてくると、ウイルスが、RNAを脂質やたんぱく質でくるんだ構造を持っていて、かなり似ているため、樹状細胞がうっかり勘違いして、中に入れてもいい仲間だと勘違いして、入れてしまうことがあります。これがおおざっぱに言えば、ウイルス感染のしかたであり、この樹状細胞の識別がしゃんとしっかりしていれば、ちゃんと似て非なるものとしてウイルスを認識して排除し、中に入れないのです。

 ようするに、うっかりして中に入れてはいけないウイルスを入れてしまうのは、すでに体の免疫系のはたらきが疲れて低下していることを示しているのです。

 端的に言えば、自律神経系をひどく疲れさせ、夜ふかし・寝不足・不眠というそのリズムを大いに乱れさせるようなストレス状態を習慣化し、さらに、「γδT細胞群」という体表面で活躍する重要な免疫系のはたらきを著しく低下させる、動物性脂肪たっぷりの肉食や酸化したアブラたっぷりに揚げ物類をたらふく食べ、野菜を摂らず、そこにさらに甘いものとアルコールを加え、便秘をする。 

 これこそ、まさしくウイルス感染しやすい免疫の低下した体質を見事に作ってくれます。

 これは見かけのから元気とはちがい、体内の抵抗力の強さの度合いですから、一見、表面は元気そうな人でも、体内の免疫力は思いがけなく低下していることがありますから、体質的な強さと、見た目のから元気とは分けて考えることが必要です。

 また、いくらまわりで流行っても、全然インフルエンザにかからない人は、知らず知らずのうちに日常の生活習慣で、免疫力が低下しないような体質づくりを自然にしていることが多いものです。

 さらに、多くの医者が、インフルエンザの流行っている季節に何人もの患者さんを診ても、自分がかからなくてすむのは、医者として自分はかかるわけにはいかない、という強い信念や使命感による気の張りが、感染から彼らを防いでいるようなところもあります。

 ここに、気の持ち方による、心の作用による免疫のはたらきという問題があらわれていますね。

 寒すぎて、気が張っていたときは風邪はひかなかったが、もう大丈夫と油断してほっとしたとたん、風邪をひいたという経験は、どなたでもしているはずです。

 自分もインフルエンザにいつかかかるのではと、おどおどびくびくしていると本当にかかりやすくなります。ところが、自分は今、ゼッタイにインフルエンザなぞにかかるわけにはいかない、かかれない、と強く思っていると実際にかかりません。 

 人間というものは、実におもしろいもので、すばらしい絶妙な生命のしくみがはたらいているものですね。ホリエモンさんが1000億円出してもゼッタイ買えない絶妙なしくみです。

 さあ、インフルエンザにかかりやすい方法がわかったなら、すべてその逆をやれば、予防になるわけです。ご自身でしっかり考えて、インフルエンザや風邪にかかることなく、まだしばらく続きそうな寒い日々を見事に元気にお過ごしください!
  
Posted by otsukako at 06:51Comments(2)TrackBack(0)

2006年02月12日

インフルエンザの予防は、どうしたらよいのか?−2

 このブログは、おもに責任ある立場にあり、簡単に倒れるわけにはいかない経営者と、それを支える家族の方々の健康管理と「命もうけの知恵」に役立つような情報や発想を、わかりやすくお伝えし、いのちの知恵を養っていただくことが目的です。

 少々ブログのあいだが空いてしまってすいません。

 「インフルエンザの予防は、どうしたらよいのか?」

 これがわかるためには、逆に「どうしたら、インフルエンザにかかることができるか?」ということを考えたら、はっきりしてくるのではないか、ということで、コメントをください、と呼びかけましたら、ありがたいことに、さまざまなコメントをいただきました。ありがとうございます。

 一見、バラバラに自由に思いつきで書いていただいたように思われるそれらのコメントを拝読しておりましたら、皆、何かいい線のところを感じてくれているなあ、と感心するほど、背後の流れている発想の基本イメージが見えてきました。

 せっかくなので、いただいたコメントをご紹介して、みなさんと考えてみたいと思います。

 ハンドルネームしろくまさんからは、以下のように2つもコメントをいただきました。ありがとうございます。

1.初めまして。初めてコメントいたします。
  非常に難しいですね。この問題は。
  私は歯科医師をしているので、割合インフルエンザの患者さんとも
  多くお話をいたします。
  以前、直接、至近距離で咳をされたことがありました。
  次の日にしっかりとインフルエンザにかかりました。
  やはり、このあたりに答えが潜んでいるのでは・・・・・。

  いつも楽しみにしていますので、これからも頑張ってください。

2.今日は、リベンジです。
  まず良く考えてみました。
  嫌なことを日々行う→気持ちが落ち込む→体の免疫が下がる→
体調が悪くなりやすい→この状態で人混みの中に行ってしまう→
インフルエンザに感染 こんなパターンではいかがでしょう。


 また、ハンドルネーム家中引治朗さんからは、以下のようなコメントをいただきました。ありがとうございます。


  様々な理由があると思いますが、思いつきで一つ書かせてください。

  嫌々、日常を過ごすことです。
  それで他人に八つ当たりで疲労をぶちまける人はさておき、
  免疫力が落ちるのではと思います。


 さらに、ハンドルネームプチポチさんからは、次のようなコメントを続けていただきました。ありがとうございます。

 ☆大塚さん、はじめまして。都内の幼稚園に勤務しているプチポチと申します。 ときどき、増永さんのブログでのコメントを拝見させていただいていました。

 >ゼッタイ、風邪にもインフルエンザにも、バッチリかかることができる方法

 そうですね、逆に私は今まで一度もインフルにかかったことがありません。先日も 半数以上の子どもがインフルで欠席しました。毎年、インフルエンザのウィルスが ある中で生活しているのですが・。私も不思議に思います。なので私がやっている  習慣と逆のことをしたらよいのかなと思いコメントさせてもらいますね。
 まず、1、週2回のペースで足を運んでいる近所のスパへ行くのをやめる。(3時間 くらい、入浴やサウナを楽しんでいます)2、朝の運動をやめる。3好きな食べ物を我慢する。

 サウナは冷たいお風呂に長く入る為に入っています。温冷浴って良いのかもしれませんね。

 1と3は私がもっとも大好きな事です。
 好きなことを我慢するのも原因かもしれませんね。
 それとも体質や遺伝も関係あるのでしょうか・・。
 家族もかかったことないですね。


ハンドルネームタイラーダーデンさんからは、次のようなコメントをいただきました。ありがとうございます。

 大塚さん、初めてコメントします。
 いつも本当に為になる記事、有難く読ませて頂いております。
 とりあえず、ひとつだけ。

 ・毎日家に帰ると、エアコンでガンガン室内を乾燥させて、その中で寝る。

 他にもあると思いますが、僕は今年からストーブに変えてケトルに水を入れて日々 過ごす様になって、風邪を引いていません。


 これらのコメントをよく読んで眺めていて見えてきますのは、インフルエンザにかかる確率を高めるには、次のようなカギがあるように思われてきます。

1.専門的に言えば、疫学でいう曝露(Exposure)の要因(ようするに病気の原因となるものにさらされるということ)。

2.かかる側の人の免疫力の低下の問題。
 

 ようするに、この両面をしっかりとらえて、それぞれの要因を最大化すればよいですね。

ということは、インフルエンザのウイルスにさらされる機会を最大限に増やし、自分の免疫力を大いに低下させるような環境づくりと生活習慣を行えばよい、ということになりませんか。考えてみるとあたりまえのことみたいですが、ここをカギとして考えると、いくらでもアイデアが出てくるのではないでしょうか。

 でも、インフルエンザがどんなに流行っても全然かからない人がいるという事実!それも家族そろって!あっぱれですね。こういう事実が現実にあることも無視できません。

 そうなんです。いくら病気が流行しても、そんな中でかかる人はかかるけど、かからない人は、全然かからない、という厳然たる事実です。

 この事実について、専門家に聞いてみてください、「なぜですか?なぜ、同じような環境にさらされて、ある人は病気にかかり、ある人はかからないのですか?」と。

 きっと答えに困ってしまうはずですよ。ここにここ150年ほどのあいだに「病気研究の医学」を中心として急速に専門化・超細分化されて発達してきた現代医学の盲点が、その医学の歴史とともにあるんですよ。

 だから、インフルエンザが流行というと、まるですべての人がかならずかかるかのような報道や伝達を、まるで人々を恐怖のパニックに陥れる脅しのようにマスコミや専門家がしてしまうのです。いつもそれをながめていて、全然サイエンスじゃないな、文学だ、と思います。

 おかしいじゃないですか?すべての人が同じように必ずかかるわけではないのに、まるで呪われた恐怖の病気のような実に文学的な報道がいつもなされる。

 同じウイルスでも、全くかからない人がいるんですよ、必ず。そういうことは全然研究しようとしない。

 このような医学と医療の歴史上の盲点についても、いずれ書きましょう。

 今回は、皆さんのコメントをご紹介して長くなってしまったので、次回に、「どうしたら、インフルエンザにかかれるか?」について、2つのカギをもとに、まとめをしてみたいと思います。あまりあいだを空けないようにしますから、よろしく。

  
Posted by otsukako at 14:21Comments(0)TrackBack(0)

2006年02月02日

インフルエンザの予防は、どうしたらよいのか?−1

 このブログは、おもに経営者とその家族の健康管理と「命もうけ」の知恵について、目からウロコのような情報や発想を、わかりやすくお伝えしてお役に立てていただくことが目的です。

 風邪やインフルエンザが流行っているようですが、なにかすごい寒気が訪れるようですから、皆さん、くれぐれも用心してくださいね。

 「社長の、社長による、社長のためのメルマガ」というコンセプトで、読者が13万人いるメルマガを運営し、インターネット・サービスの仕事をメインに活躍されている増永寛之氏という、若手の情熱あふれる起業家の方がいますが、増永さんのブログに、最近風邪をひかれたことが書いてあり、私のブログを思い出してくださったようで、うれしく思いました。なにか、おいしいことばかり求めがちで、きちんとした哲学がない事業家が、IT業界に目立つ中で、増永氏の情熱とその哲学ある姿勢に、私は大いに期待している一人です。

 最近「プレジデントビジョン 起業への情熱」という、増永さんが起業家にたいして行ったインタビューをまとめたものが、1冊の本になったようですので、ここにご紹介しておきます。私も拝読させていただき、インタビューされている各々の、それなりの成功を収めた起業家たち以上に、インタビューする増永さんご本人のロマンや情熱や感性が、より印象に残りました。増永さんには、企業自体をただ大きくすることよりも、企業が社会で決定的に重大な何を為しうるか、をますます追求され、がんばっていただきたく思っております。






 その増永さんが風邪をひかれて、大塚晃志郎さんにしかられてしまうかな、などとブログに書いていらしたので、すぐにコメント欄に、アドバイスのコメントを書きました。皆さんにも、共有されると役立つ内容だと感じましたので、下に、そのとき、増永さんに書いたアドバイスをご紹介しておきます。

 増永さん、いいえ、風邪をひいて熱を出すということは、体の免疫系がうまくはたらいてくれて、1年たまったストレスや疲れ等から来る体の環境を定期的に大掃除してくれているともいえるので、必ずしも悪いことじゃないですよ。

むしろ、そういうことをして体の大掃除をしてくれている自分の命のシステムは、実にありがたいことなんです。

どんなに無理をしても風邪ひとつひかないで、わしは健康そのもの、といっていたような人が、心臓病や脳卒中、あるいは、40代にして肝臓がんで、あっというまに若くしてあの世に行ってしまったようなケースを私はいやというほど見てきています。こういう例は、もう免疫系のはたらきが相当ばかになってしまっていて体内の無理や異常に気がつかないほどになっているわけです。

「一病息災」といいますから、かえって何か健康のありがたさを痛感する機会が定期的にあったほうが人間は慢心せず、健康で長生きできるようですよ。

 増永さん、風邪をひいてくれる自分の命のシステムにどうぞ自信を持ってください。風邪をひけるのも治る力の能力のひとつなんですから。病気は、かならずしも悪いものではないんです。


 いかがですか?かならずしも、風邪をひくということは悪いこととはいえないんですよ。

 さて、では、インフルエンザや風邪が流行ってきて、大寒気が襲ってくる現実にあって、どうしたら効果的に予防できるでしょうか?

 箇条書きにして書こうかと思ったんですが、それじゃ、ただ読んで終わりになってしまい、潜在意識に残らない。そこで、逆を考えてもらうと、はっきり腑に落ちるのではないか、と思いつきました。

 やはり自分の頭で考えていただかないと、決して生きた知恵にはなりません。

 ですから、ここで、あえて皆さんに問題です。

 いったい、どうしたら確実にインフルエンザにかかることができるでしょうか?

 こうしたら、ゼッタイ、風邪にもインフルエンザにも、バッチリかかることができる、という方法を考えて、どうぞ自由に考えてブレーンストーミングだと思って、箇条書きにでもして、思いつくままにコメントしてください。楽しみにしております。

 おそらく、それが明らかになれば、予防の仕方もはっきりわかってくるんじゃないかと思いますよ。  
Posted by otsukako at 23:52Comments(7)TrackBack(0)