2005年04月03日

100億円×0=0

● さて、日本で若手の実践的なマーケティング指導の第一人者で、自身も起業家としてたいへんな成功を収めている神田昌典氏が日本に紹介した、ロバート・アレンという米国で億万長者づくりで有名な講演家は、起業、株式投資、不動産売買、ライセンス収入などの、複数の収入源を確立することの重要性を説いています。たとえ、そういう複数の収入源を得て、数100億円の資産を築いたとしても、もし、自らの健康を損ない、病気に倒れ、命を落とすならば、たとえ、100億円持っていたとしても、100億円×0=0。100億円せっかく苦心して儲けたにせよ、死んでしまえば、本人が、あの世で使うべく、棺おけの中に入れて持っていくわけにもいきません。


● つまり、本人が死ねば、すべての蓄積は、掛け算しても、結局ゼロにしかならない、という、誰にでもあてはまる、きわめてきびしい現実があるわけです。この点をはっきり洞察して指摘しているロバート・アレン氏は、たいしたものだと思います。ロバート・アレン氏自身、2004年に自動車事故で瀕死の重傷に遭い、ますます、今、生きていられる自分のありがたさを身にしみて感じたそうです。

● このような事実は、まだ年若く、バリバリ無理して働いてもなんとかなり、ちょうど波に乗っている時期で、健康のことなど気にもとめないような元気な事業家や経営者には、なかなか理解できないことでしょう。

● だからこそ、一大盲点になのです。

● 大病してからでは、なんとかしようにも、なんともならず、すでに遅すぎるケースがあまりにも多いのですから。私は、そのようなケースを実際にいくつも目にしてきました。

● 事業家として優れ、経営能力のすばらしく、人望もあり、皆から慕われていたような人が、志半ばにして、急に病に倒れ、亡くなる――これほど、周りの人間や家族にとってつらく、また、大きな損失はないでしょう。

● しかし、ちょっとした健康管理の知恵をふだんから養っておくことで、多くの場合、「未病を治す」という言葉どおり、大火事になるまえの、ボヤの段階で、的確な対処や問題可決が可能なケースが多い。

● まさに、備えあれば、憂いなし、です。

● 命は、決して買い戻せませんがいまある命を養い、もうけることはできます。また、「命もうけ」の知恵は、文字どおり、いざというとき自分の命と家族の命を救い、助ける、貴重なコンパスになりうると思います。

● とはいえ、人間という非常にわがままな動物は、あれこれ健康に良くないことばかり、やりたがるのもので、それも人間の業であり、性でしょうね。

● このような、誰にもある、わがままで自分勝手すぎる人間の特性を、ときになだめながら、また、へんに神経質な「健康おたく」になることもないように、生きた生命へのヘルスケアの知恵を養っていただくためのヒントを、あれこれ日常的なエピソード交えながらときどき、脱線もしながら書いていこうと思います。

● 書きたいことを自由に書きます。そうでないと、本当に役に立つようなこともかえって書きづらくなってしまい、ものぐさな私には面倒くさくなってきてしまうでしょうから。

● 命をもうける知恵のヒントをつかみ生かすことによって、なにより得をするのは、読者の皆さんとご家族の、やりなおしのきかない命です。ゼッタイお金で買えない生命の知恵や「命もうけ」の知恵を中心に、自在に肩に力をいれずに、眼からウロコの健康管理の知恵をお伝えしていく試みは、書き手として、何かわくわくするほどうれしい機会であり、また、それができることを誇りに思っています。日本だけでなく、世界にも心と足をのばし、単なる健康管理のお話にとどまることなく、人間模様や現場の国際事情にもふれながら、内なる生命の知恵の旅をしてまいりましょう。




                             
  

Posted by otsukako at 13:05Comments(0)TrackBack(0)

2005年04月01日

夢や目標を途中で断念せざるをえなくなる原因とは?

● 何か夢と目標をもって人生を懸命に生きている人間にとって、その途中で、夢や目標を無念にも断念せざるをえなくなる最大の原因は、たいてい健康上のことや病気ではないでしょうか?

● まさに「志半ばにして、倒れる」ことほど、人生を真剣に生きている人間にとって悔しいことはないでしょう。でも、そういうことって、けっこう多いです。

● でも、「道は近きにあり」というように、人間が本来の自らが持つ生命力がもたらす自然治癒能力に本当に気がつき、それを大いに生かし、うまく活用するとき、困難に思える健康上の問題の多くは、信じられないくらい見事に解決していくものです。

● 世の中では、自分や家族の病気や健康上の問題を、すべて他のせいにし、自分が、なぜ健康を損なうことになったのか、病気になったのか、を決して省みようとはしないケースが多いようです。

● いざというときになって、あわてて、ただ医師や医療機関をあてにして、手っ取り早く事をすませようとしますが、けっこう、どうにもならないことが、あまりにも多いようです。むずかしい問題になればなるほど、自分自身とその足元をありのままに真剣に見直さねばならないようです。

● すべてのことには、原因と結果があります。

● このBlogは、時としてたいへんな決断を一人でしなくてはならず、計画の途上で指揮者たる自分が倒れるわけにはいかないという、大きな責任を背負っている、おもに社長を主とする経営者とその家族を対象にしています。家族という身内が倒れれば、事業そのものにも支障が出てくるでしょうし、何より自分も家族も人生そのものが不幸になりますから。

● つまり、とくに経営者とその家族に特化して、ちょっとした日常での健康管理やヘルスケアのヒントや対処法、また、いざ健康上の問題を抱えた場合の、現実的な問題解決への知恵を養うことを、主な目的にしています。ときおり、いろいろなエピソードに脱線を交えながら、自在に役立つ健康管理と「命もうけ」の知恵になるようなヒントや考え方を紹介していきたく思っています。



  
Posted by otsukako at 11:00Comments(0)TrackBack(0)