2006年04月13日

健康で幸せに、のびのびエレガントに年をとる生き方

 このブログの目的は、おもに経営者とその家族の健康管理や「命もうけ」の知恵として役立つような、目からウロコの発想を情報や発想を、わかりやすくお伝えすることです。

 米国のみならず、世界で有名な医師、アンドルー・ワイル博士の新刊の翻訳本がやっと、日本で出版となりましたので、ご紹介します。日本語版のタイトルは「ヘルシーエイジング」(アンドルー・ワイル著、角川書店)です。
ワイル博士の「ヘルシーエイジング」

 この本の英語オリジナル版「Healthy Aging」については、昨年2005年の10月にすでにブログでご紹介したとおりです。全米でベストセラーになり、そのトピックが、世界的に有名なニュース雑誌「TIME]の表紙のカバーストーリーになったほどです。

米国では、肉食で老けるのが早いためか、ホルモン剤を注射したり、美容整形手術で、自らの日頃の不節制は棚に上げて、インスタントに若返りを図ろうとする、あさましいわがままな人たちがあとを絶ちません。金に物をいわせて、強引に若返ろうとしますね。そういう米国での表層の流行を、まことしやかに日本に直輸入する業者も多いようですが、そういう安易な発想の目立つなかで、「年をとることは、そんなに悪いことではないし、あくまで自然なプロセスだ。」と、そういう事実を、まず潔く受容するところから出発している点が、ワイル博士の洞察の深いところです。多分に東洋的な人生観からの影響があるようです。英語オリジナル版「Healthy Aging」by Dr. Andrew Weil, MD

考えてみれば、年齢を逆行させて、赤ん坊に戻ることなど、できないわけで、永久に生きることも、若いままでいることもできないのは、自然の摂理です。年をとった人が、急に赤ん坊みたいに戻ったら、それこそ、今どきの言葉でいえば、「キモイ」じゃないですか。

 しかし、「生きることに知恵ある者は、上手に生き生きと年齢を重ね、のびのびと幸せにエレガントに年をとっていくこともできる」という点を、具体的に掘り下げて、生き方だけでなく、栄養やライフスタイルに関する具体的なアドバイスまで、しっかりしているところに、ワイル博士の持ち味があります。

TIME Oct. 17, 2005
ワイル博士は、インスタントな手っ取り早い方法などおしえません。むしろ、いかに自然の摂理にさからわず、むしろ、その理を生かして、いかに生き、上手に幸せに老いていくか、という人生全般を考えています。その知恵も、やはり「急がば、まわれ」ということのようです。

 ワイル博士とは、もう15年以上にもなる長い友人づきあいをしていますが、そういう交流の中で、ワイル博士のお母様とも親しく、おつきあいさせていただいた思い出があります。

 ワイル博士のお母様は、93歳で数年前に亡くなるまで、ほんとうに生きることを楽しんだ、非常に生き生きとした好奇心をもった方でした。ワイル博士のお母様の家に、以前、何度か泊まらせていただいたことがあるので、よく知っています。

 90歳近くになっても、こんどはインドを旅行したいわ、などと生きる好奇心が尽きない人でした。エレガントな見事な年のとり方のモデルになるような女性で、ワイル博士と、ときどき「ジェニーがなつかしいね。」と語り合っています。

 本のなかにも、そのお母様、ジェニーのエピソードが出てきます。親切で看護婦のように人の世話をすることが好きで、よく気がつく芯の強い女性でした。

 フランソワーズ・サガンという有名なフランスの女流作家がいますが、彼女は、過度のアルコール摂取、ヘビースモーカー、連日の夜遊びで、とことん不節制の限りの尽くし、彼女が40歳になったときの写真を見たら、まるで70歳半ばを過ぎた老婆のようでした。整形してもゼッタイに無理なくらい、顔がしわしわで驚きました。不節制のツケは、確実に非常にはっきりと老化に反映されるようです。

 肉食民族の、欧米白人らとちがい、日本人は、年の割りに若く見られますから、ほんとうに日本人は、そのことをうれしくありがたく思うべきではないでしょうか。

 不節制の限りを尽くして、あわてて、若返ろうとしても、自然の厳格な因果の法則は、くつがえりません。だから、自然の法則に逆らわない「急がば、まわれ」的な、上手な年の取り方に知恵が必要となるのでしょう。

 「多くの人たちは、不節制のあまり、年若くして自殺している」

という言葉もあります。

 「いかに生きるか」という問いは、「いかに年をとっていくか」という問いにつながり、ひいては、「いかに死ぬか」という問いになり、それでは、「いかに生ききるか」という問いに立ち返り、今の生き方を考え直すきっかけとなりそうです。

 かたいことはいいません。皆さん、この世では一度きりの人生。のびのび生き生きと、生きることを大いに味わい楽しみながら、上手にエレガントに年をとっていこうではありませんか。
 

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