2005年07月19日

成田空港の書店でショックを受ける

c48f3e11.jpg 1ヵ月ほど日本を離れていて、久しぶりに帰国すると、日本語の活字の本がやたら読みたくなり、本や雑誌をあっというまに10数冊買い込んでしまいます。

 例によって成田空港の行きつけの本屋さんに寄りますと、思わず、「あれっ?!これって?!」とよく買うニューズウィーク日本版に眼がとまりました。それは、ニューズウィーク日本版2005年7月13日号だったのですが、その表紙は、すでにどこかでとっくに見たものでした。

 ちょうどその表紙は、スーパーCEOとして日本のITベンチャーで若くして成功した熊谷正寿氏が表紙を飾っていました。日本の若きリーダーがニューズウィーク日本版の表紙を飾ること自体は、大いによろこばしいことなのですが、私は、それを成田空港で最新号に発見して、なんともいえないにがにがしい思いにかられました。

 なぜですって?

 なぜなら、そのニューズウィーク日本版最新号の表紙を飾っていたカバーストリーは、なんと、ほぼ1ヵ月近く前に、タイ北部の田舎町ですでに購入して読んでしまった記事だったからです!

 6月15日だったと思いますが、そのとき、まったく同じ表紙の写真のニューズウィーク国際アジア版2005年6月20日号を、タイの田舎町で発見し、購入したわけです。そのアジア国際版は、6月のそのころ、バングラデシュ、ブルネイ、中国、香港、台湾、インド、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ネパール、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、オーストラリア、ニュージーランド、タイで、ほぼ同時に発売されています。

 そういう国々で、とっくに特集記事が読まれているのに、なんと日本では、1ヵ月遅れの特集記事を、あたかも今最新の記事であるかのように、7月中旬近くになって日本版の特集記事に取り上げているわけです。

ちょっと考えものではないでしょうか?

 翻訳とかが手間がかかるとて、今はインターネットの時代。国際版が発行される前に記事の内容は、とっくに送信できるはずですし、いくらその特集記事があまり古くならない類のものにせよ、タイムリーな国際時事のニュース雑誌なのですから、やはり、同時発刊か、せめて2〜3日遅れ、発行が遅れる限度は、せめて1週間くらいにしてもらいたいものです。

 だって、日本は、国際社会の中で先進国で経済大国、白人欧米主導の国際サミットに参加できる唯一黄色人種の東洋の国じゃないですか。

 世界の中でリーダーシップを期待されている国の国際情報への、信じられないほどの対応の遅さは、いったい何なんでしょう?

 国際時事情報やニュースをタイムリーに世界に伝えることが仕事の雑誌が、まるで、どうせ日本人は英語ができないんだから、少々遅れてもわからないだろうと、たかをくくっているのでしょうか?1ヵ月近くも世界での報道に遅れながらも、平気で、最新号として、日本人に紹介して、ちょっとおかしいと思わないなら、その編集者たちは、相当、日本人をなめているんじゃないかというような気がします。その日本版編集者も日本人なのに。

 世界から一ヶ月遅れで、平気で最新特集記事として、日本人に紹介されるニューズウィーク日本版編集部の、まるでお役所の役人のような仕事認識を想像させられました。

 私は、よくニューズウィークを英文、和文ともによく読むファンの読者であるがゆえに、大きなショックと、国際情報への対処が、まるで遅れている国際的な田舎モノみたいな編集者の認識に、ひどく憤りをおぼえました。

 日本の読者は、英語ができないし、どうせ気がつかないだろうから、とまるでバカにされているような気分でした。

 日本のマスコミ業界は、どうもこういうのんき国際情報対応や操作をあたりまえのようにして感覚がマヒしているかのように感じることがあります。

 もう日本版は情報があまりに遅すぎるので、読まず、これからは国際版だけに目を通そうかと思っています。

 1ヵ月も情報配信が遅れながらも、そのことをなんとも思わないようなら、それこそ日本は、国際情報鎖国のままの国なのではないかと思います。

 皆さん、こういうことがけっこう平気で日本のマスコミで行なわれていること、気がついてくださいね。

 証拠の写真は、上がNewsweekアジア国際版2005年6月20号、下が、Newsweek日本版2005年7月13日号です。





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