2005年05月18日

花粉症対策の続き−4

さて、花粉症対策として、少しでも症状をやわらげたり、改善するために、身近にすぐできることの内容についての続きです。

玉子と肉などの動物性脂肪・蛋白質を、花粉症の季節には、徹底してカットしてしまったほうがいい、ということですが、これも、くわしく説明していくと、ほんとうに、かなり長く専門的になりすぎてしまいますから、ポイントだけを、簡単に書きます。

とくに、何より花粉症のようなアレルギーに悪いのは、動物性の脂肪、それも、酸化してしまったようなアブラ(過酸化脂質)であります。とことんアブラの摂り方に注意してください。

今日、あきらかに現代の日本人は、総じて動物性脂肪・蛋白質のとり過ぎ、はっきりいって、過剰です。それにくらべ、緑黄野菜の摂る量が少なすぎます。

玉子は、ふつうスーパーで売られている玉子は、鶏に、ホルモン剤を与えて、明かりをつけっぱなしにして眠らせず、機械のごとく24時間効率よく玉子を、「生産」させているような、残酷な生物工場から、出荷しているものが多く、ケミカルなものが濃縮して含まれているばかりか、ひよこにならない無精卵が多く、非常に不健康、不自然なものとなっています。

ですから、小学生・中学生の男の子どもで、女の子のように、おっぱいがふくらんできたような子どもがいるのですが、たいていは、そういうホルモン剤をぶちこんだ玉子のたべすぎです。いわゆる女性ホルモンに類似したケミカルな物質が、濃縮して玉子に入っていると考えてよいでしょう。その証拠に、胸のふくらんでしまった男の子に、玉子を食べるのを完全にやめてもらうと、ウソのように、胸のふくらみがひっこんできます。

また、玉子は、栄養価は高くとも、とりすぎるとコレステロール過剰になることは、かなり広く知られている事実です。

いや、玉子は、そんなに食べていないよ、という人も、実は、野菜サラダに、サウザンドアイランド・ドレッシングをたっぷりかけ、お好み焼きには、からしマヨネーズをたっぷりとかけ、コンビニおにぎりもツナマヨネーズ、また、サンドイッチにも、いつのまにか、たっぷりマヨネーズ類が入ってきていますね。みんなマヨネーズ類は玉子から作られています

せっかく美容のためと、サラダをたのんでも、サウザンドアイランド・ドレッシングをたっぷりかければ、油したたる大きなビーフステーキよりも、コレステロール過剰になります。

実は、体内の血液と粘膜を汚す最たるものが、この脂肪類で、むずかしげな言葉を使えば、飽和脂肪です。ようするに、ラードみたいな、かたまりやすい油ですね。それが、空気に触れ、酸化したものだと、最悪。過酸化脂質という、からだのさびのようなものをため込んでいくことになります。

こういうものが血管の動脈硬化をすすめて、心臓病の狭心症や心筋梗塞につながる原因になることは、ここ数年、ドロドロ血サラサラ血という表現が一般化したように、かなり常識になりつつあります。

さらに、血液のなかでおきている抗原抗体反応などの免疫反応とは、まったく異なった免疫のはたらきが、腸、とくに小腸に多く集中して存在していることが、「粘膜免疫」として、最近わかってきています。そこで、はたらいている免疫のはたらきの中心となっているものを、ちょっと、むずかしげな表現になりますが、「γδ(ガンマーデルタ)T細胞群」といいます。

実は、体内の粘膜に関しては、このはたらきが大きな意味を持っていることが分かってきています。

一人の人間の小腸は、織り込まれて、しわしわになることで、栄養を効率よく吸収できるよう絶妙にデザインされており、その粘膜組織を、1枚の平たい表面にすると、なんとテニスコートぐらいの広さになることが知られています。すごいですよね。

そういう場所に、次から次へと、ラードのような油が、汚れた油がそそぎこまれて、表面が、べったり脂質で汚れてしまったら、どうなるでしょうか?

からだの免疫系は、相互に協力しあいながら、なんとかできるかぎり、排除しようとはたらくでしょうし、そう反応しようとします。そういうことも、過敏な免疫反応を生む要因のひとつと考えたほうがいいと思います。そういう汚れた腸から吸収された栄養物は血液を汚しもします。

過剰な脂質の粘膜表面への滞積は、その粘膜表面の細胞に突然変異をもたらし、癌化することがあることも、最近の研究でわかってきたようです。

花粉症のような、アレルギー反応が強く出ているときは、花粉だけのせいでなく、からだ全体の免疫のバランスがおかしくなっていて、過敏に反応するようになっていますから、こういう部分にも眼を向けなければなりません。

とくに、あらゆるアレルギーによくないのは、揚げ物、天ぷらなどの、あぶらもの、すなわち、酸化した油を多く摂りやすい食事です。

植物性の油でも、酸化しやすいものが多く、植物性の油だからいいともいえません。マーガリンなど、要注意です。
こういう過酸化脂質(からだのなかのサビ)が、アレルギーの大きな原因のひとつだからこそ、サプリメントなどで、強い抗酸化力を持つ、抗酸化サプリメントなどを摂ると、症状が軽減したり、治まるような場合があるわけです。

こういうこともあって、花粉症の季節になって、花粉症の症状がひどく出るような人は、とりあえず、荒れ狂う馬を、なだめるようにして、過敏に異常に生体の免疫系が反応しすぎているのを、なだめる手段をとることが賢明です。

その鍵のひとつは、揚げ物、てんぷらなど、油を多く使う料理をキッパリお休みし、玉子、動物性脂肪・蛋白質を、やはり一時、きっぱりカットし、強い抗酸化作用を持った繊維質の多い緑黄野菜やきのこ類を、たっぷりふんだんに摂り蛋白質も植物性蛋白質中心に豆腐、納豆などで摂るようにして、さらに、できたら、未精白の穀類を主食にして、ごはん類をしっかり摂ることです。あたりまえのように見えますが、この基本がなんの療法をやる上でも大切。

そういう意味では、洋食ではなく、和食中心のメニューが一番でしょう。

こういう、ささいに思える、一見簡単で何でもないように思えることを、徹底して行なうと、まさに、「小さなちょうつがいを使って、大きな扉を開ける」ようなことも、体験されると思います。簡単に見えることのなかに、奥深い意味があります。

もちろん、現代は、眼に見えないところで、環境汚染がいたるところで、進行していますから、そこから、ものを食べ、そのような環境に生きている現代人の生命は、そのような生体の反応をして、生体内外の環境異常を訴えるしかないもかもしません。

よく観察し、よく考えていくと、かなり複合的な要因が絡んでくると思います。環境を直接じかに体内に入れるのは、口に入れる食べ物ですから、そこを注意するもの、身近で強力な対策のひとつになります

花粉症が蔓延している季節の真っ只中の最中、マスクをかぶりながら、焼肉レストランに列をなし、若い人たちが安い牛丼屋をにぎわし、乳製品も取り放題、アルコールも一時やめることもない現状の姿を見ていて、これでは、何やっても、花粉症のアレルギー症状が、いっこうに良くならないのは無理ないな、と痛感したことがあります。肉類の摂りすぎは、癌へのリスクも高めます

だって、文字通り、火に油をそそぐようなことをしてしまっているのですから、症状がおさまるわけがありません。

また、メンソール類を含んだ、鼻をスースーさせるスプレーなども、一時的な、さっぱりすっきりしますが、常用すると、鼻の粘膜をさらに弱めてしまいますから。要注意です。

ステロイド剤などは、あくまで短期に限ってのもので、長期にわたって使用すると、それなしではいられないよう薬に依存してしまい、どんどん強いものを使用せざるをえなくなっていきますので、極力、避けた方が、賢明です。





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