2005年06月27日

アレルギーとがん

 花粉症を含めたアレルギーは、むしろ免疫系のはたらきが過敏に異常にはたらきすぎて反応している状態と考えられますね。

 一方、がんは、本来なら細胞ががん化したときに、免疫系の監査機構がしっかりはたらいて、それを消滅させてしまうのに、それが、うまくはたらかないで、一個のがん細胞ができてから、肉眼で確認できるまでの大きさになるまで10年以上も放置してしまった状態をいいます。すなわち、何の症状もないまま進行します。この時点で、すでに免疫系がうまく反応せずはたらいていない(免疫不全)状態を示しています。

アレルギーと対局にあるのが、がんともいえます。

 さて、不快な症状が出るのは、たしかにいやなものですが、症状が体の外に出てくれる病気と、症状がまったくあらわれないまま、知らず知らずのうちに進行して、気がつきたときは、すでに手遅れになっているような病気は、どちらがましなのでしょうか?

 無自覚・無症状のままにいつのまにか進行していく病気は、こわい。

 まだ体が過敏にでも反応して症状が出ている方が、病気としては軽い。

 ということは、アレルギーが出てくれているおかげで、がんにかからずにすんでいるのかもしれませんよ。




   
Posted by otsukako at 22:57Comments(1)TrackBack(0)

2005年06月24日

みなさんの花粉症対策の事例をおしえてください

 そうそうBlogをときどき読んでくださっているみなさんに、いずれおたずねしようと思っていて、つい忘れてしまったことがあります。

 もう花粉症が流行したシーズンは過ぎましたが、自分がこういうことをやったら、花粉症のこういう症状に対してこんな効果があった、というような事例がありましたなら、是非、おしえてください。参考にいたします。

 コメント欄にでもいいですし、私のところに直接Eメールを下さっても結構です。

 どんなやりかたであっても、ある程度、今までずっと申し上げてきた原理・原則にかなっているならば、それなりの効果があるはずですから。

 やっと少しずつ不器用な初心者ながら、Blogに慣れてきましたので、インタラクティブな試みを少しずつ増やせていけたら、と思います。

 私のメールアドレスは、otsukako@alles.or.jp です。
皆さんからのオリジナルなやりかたのお知らせを楽しみにしております。



  
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2005年06月23日

生体をとり巻く環境

 今日は、本来のテーマに戻って書きます。

 いままで、どちらかというと、体の内側の環境の問題を、免疫系のはたらきを自律神経系と血液という切り口から洞察してきたわけですが、私たちは外部の環境に適応しながら生きているのですから、生体を取り巻く環境の影響も、単なるひとつの要因だけではなく、複合的なものとして考えてみる必要があると思います。

 花粉症の例にせよ、今年は花粉の量が多すぎる、というような要因も指摘できるわけですが、そのようなことが影響を強く与えてしまうような下地として、大気汚染などの外部の環境の影響も同時に考えてみる必要があります。

 生体はいつも外部の環境の影響を受けています

 たまたまこのBlogを読んでくださったTVプロデューサーの方がお便りをメールでくださいましたが、その方も、ひどい花粉症で、病院をいくつもまわっても、全然よくならないし、医師の説明にも納得がいかなかったそうです。

 その方がいうには、排気ガスなども含めて、生体をとり巻く環境が悪化し、とくに空気の汚染の問題が、前提として、すごく影響を与えているのではないか、と考察されていましたが、そのとおりだと思います。

 タバコの害がよく問題にされますが、タバコの煙いっぱいの部屋にいても死にはしないが、車の排気ガスを車のなかに引き込んで窓を閉じたままでいれば、よく一家心中などの自殺の手段に使われることからも、わかるように、死んでしまいます。ということは、車の排気ガスは、タバコの煙より毒性が強いのかもしれませんよ。

 そういう空気がとくに都市には集中してあふれているのですから、いつもそういう空気に触れている鼻のなかの粘膜や、目のところの粘膜や、気管支のなかの粘膜が、知らず知らずのうちに、いつのまにかやられて、非常に弱くなっているということも考えられます。そこに、花粉が来れば、弱った粘膜に症状があらわれるのは自然なこととも考えられます。

 中国は、今、経済の急成長を自慢していますが、その環境汚染たるやひどいもので、上海などに行くと、昼間で晴れているのに、高層ビルの上半分が、ひどいスモッグで覆われていて、まるで曇りと変わらないような状態で、大気汚染など、まったく対策がなされていません。

 上海にしばらく滞在すると、いままでなんともなかったのに、のどがどうもいがらっぽくなってきて、ひりひりするような感じで、ちょっとしたことで咳をしやすくなったものでした。のどと気管支の粘膜がやられて弱くなっているということを実感したものです。

 上海中医学院大学院で本格的に学んでいる日本人の中医師に聞いたら、たしかに大気汚染のひどさもあってか、呼吸器系の疾患の患者が多いとのことでした。

 こういう状態なら、すでに気管支の粘膜が慢性的にやられているのですから、それほど強くないはずのウイルスであるはずなのに、SARSが、上海を含めた広東省を中心に流行ったのも無理はないな、と思いました。

 いずれ環境汚染が野放しになったままの中国から、ウイルス性疾患を中心にさまざまな奇病が生まれてくるような気がしています。人間が新たな病気を自分で作り出していっているといっても過言ではありません。

 季節にともない変化する自然環境にうまく適応するべく調整できていた私たちの体は、ここ数十年で、暖房や冷房の機械にたよりすぎるようになり、私たちの自律神経は、そういう人工的な環境の変化に適応してついていくのがたいへんになってきているようです。悲鳴を上げているのかもしれません。

 そのあらわれとして、ここ10年位前から、自律神経失調がからんでいる病気が、ダントツに増えてきたように思います。

 「自然に従う者は栄え、逆らう者は滅ぶ」とは、ある哲人の言葉ですが、口から入るものを含めて、鼻から入る空気の問題等、生体に多大な影響を与える環境にも、やはり目をむけ、そのうえで、また、自分たちの健康や病気の問題を根本からとらえないと、本当の解決にはならないのだと、問題の根の深さを感じます。症状を無理矢理抑えるばかりの対症療法で、花粉症が治らないのは、当然のことといえるかもしれません。



  
Posted by otsukako at 14:27Comments(0)TrackBack(0)